POLAR SCIENCE × ARTIFICIAL INTELLIGENCE

南極の雲・雪・大気を、
AIで読み解く。

鈴木香寿恵(すずき かずえ) / Kazue Suzuki, Ph.D.
明治大学大学院 特任准教授 博士(理学)

衛星画像からの降雪雲検出、生成AIによる異常検知、データ同化による氷床コアの年代決定—— 機械学習・統計モデリングを極域科学と地球科学の観測データに接続し、 人が読み切れない量の観測記録から、地球環境の変化を可視化する研究をしています。

01 / NEWS

更新情報

2026.08
研究室サイトを公開しました。
2026.05
雪結晶自動撮像装置の開発と2025–2026冬季観測の初期解析をJpGU-AGU Joint Meeting 2026で発表しました。
2026.03
「雪結晶画像自動撮影システムの構築と観測報告」を極域データサイエンスに関する研究集会IVで発表しました。
2025.12
f-AnoGANによるPMPL異常検知の研究をThe 16th Symposium on Polar Scienceで発表しました。
2025.11
日本気象学会2025年度秋季大会 中高緯度セッションの座長を務めました。

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02 / RESEARCH

研究テーマ

「AIで何ができるか」ではなく「極域・地球科学の何が読み解けていないか」から出発し、5つのテーマで研究を進めています。

THEME 01

雲・降雪パターンのAI検出

CNN・半教師あり画像セグメンテーションで衛星雲画像から降雪雲やAtmospheric Riverを検出し、南極氷床への降雪量推定につなげる。

CNNSemi-Supervised衛星画像
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THEME 02

生成AIによる観測データの異常検知

f-AnoGAN等の生成モデルで偏光マイクロパルスライダー(PMPL)観測を解析し、南極・昭和基地の高濃度エアロゾルイベントを自動検出する。

f-AnoGAN生成AIエアロゾル
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THEME 03

データ同化・時系列モデリング

カルマンフィルター・階層ベイズによる氷床コアの年代決定、逐次データ同化による大気トラジェクトリー解析、確率台風モデルの構築。

カルマンフィルターベイズ統計流跡線解析
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THEME 04

データ駆動型 大気物質輸送モデル

衛星観測と地上観測を機械学習で橋渡しし、極域における熱輸送・微量物質輸送のメカニズムをモデル化する(科研費 基盤研究B 代表)。

機械学習熱輸送衛星×地上観測
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THEME 05

観測機器開発とフィールドワーク

雪結晶自動撮像装置やPMPLなど、AI解析の前提となる観測系そのものを設計・運用する。北海道・南極での積雪サンプリングと組み合わせ、多要素センシングによる「観天望気」の再構築・災害予兆予測にも取り組む。

雪結晶自動撮像フィールド観測多要素センシング
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03 / ABOUT

研究者について

南極と雪が好きな研究者。
モンスーンの研究室から極地研へ。学位取得後、統計学に出会い、データ同化を始めた。 現在は時系列モデリングと機械学習を用いた研究をしています。

総合研究大学院大学で極域科学の博士号を取得後、国立極地研究所・統計数理研究所を経て、 統計学と機械学習の両輪で「南極視点からの地球環境変化」を読み解く研究を続けています。 明治大学大学院ではデータサイエンス教育にも携わり、学部生・大学院生に統計・機械学習の 実践的な使い方を伝えています。

Field Log — 観測・渡航歴(抜粋)

  • 2026.02 北海道中札内村 積雪サンプリング
  • 2025.03 明治大学駿河台キャンパス 積雪サンプリング
  • 2025.02–03 北海道中札内村・帯広市 積雪・降雪サンプリング
  • 2023.12 北海道陸別町 気象測器・PMPL設置
  • 2014.11 アラスカ州フェアバンクス〜アンカレッジ 測器設置
  • 2007.02 アラスカ州フェアバンクス 宙空圏測器見学
  • 2003.09 ノルウェー領スバールバル諸島 降水レーダー観測
  • 2002.11 インドネシア・スマトラ GAME集中気象ゾンデ観測

04 / STUDENTS

学生・進路を考える人へ

明治大学大学院では「多変量解析基礎」「人文・社会科学データ解析」「データサイエンス演習」を担当しています。 「多変量解析基礎」は数理データサイエンスAI応用基礎レベルプログラムのベーシックプログラム・選択必修科目です。

気象・雪氷・地球科学のフィールドデータを、統計モデルや機械学習でどう扱うか—— 研究室の取り組みは、データサイエンスを専攻する学生にも、 自然科学からAI活用へキャリアを広げたい学生にも参考になるはずです。 データサイエンスコンペティションの企画・運営や日本雪氷学会の学生向けウェビナーにも携わっています。

担当科目(明治大学)

  • 2025– データサイエンス演習
  • 2024– 人文・社会科学データ解析
  • 2019– 多変量解析基礎

共同研究・研究室訪問について

極域観測データの解析、AI・統計手法の適用、学生の研究テーマ相談など、お気軽にご連絡ください。